お洒落に、楽しく、長い時間買い物をしてもらえれば、売り上げはおのずと上がります。
ヒントとサンプル
①回遊動線をつくり、宝探しの気分で買い物ができるようにする(図1、図2)
②レジから監視されている感じにならないよう、立体的に什器を配置します(図1、図2)
ホテル・旅館、温泉施設の建築をご検討中の方には、さまざまな疑問や不安があるのではないでしょうか。ここでは、当事務所にご相談が寄せられたよくあるご質問を紹介し、Q&A形式で回答します。
お洒落に、楽しく、長い時間買い物をしてもらえれば、売り上げはおのずと上がります。
①回遊動線をつくり、宝探しの気分で買い物ができるようにする(図1、図2)
②レジから監視されている感じにならないよう、立体的に什器を配置します(図1、図2)
最初から全ては見せず、ロビーに入った時の感動を演出しましょう。
①風除室をクランクさせ、仕上げや照明にも気を使い、雰囲気を作った事例(図1、図2)
②風除室から、宿のテーマのアロマが香るようにすれば、非日常の世界に入るイメージがより強まります。
エレベーター新設時に検査済証を取得していても、 その後、法改正が実施されて既存不適格となるケースがあります。
又、近年過去の事故や地震時の教訓からエレベーターの安全に係る技術基準について建築基準法の改正が行われました。
①戸開走行保護装置の設置義務 … すべての扉が閉じる前にかごが昇降したとき、自動的にかごを停止する安全装置の設置が義務付けられました。又、巻上機二重ブレーキの義務化により緊急停止の安全性も向上されました。
②かご・昇降路などの安全に係わる技術基準の明確化・・・かご・昇降路などの地震時の安全基準強化。かご・昇降路の構造、地震時のロープ類の引掛り防止、ロープ外れ止め構造、駆動装置・制動器の構造および施錠装置に関することが告示で明確化されました。
③地震時管制運転装置の設置義務付け・・・地震による初期微動加速度を検知して、自動的にかごを昇降路の出入口に停止させ、自動または手動により戸開する装置の設置が義務付けられました。
又、過去には・・・建築基準法により昇降路の防火区画に「遮煙性能」を有する防火設備の設置が義務付けられています。
現在はエレベーターの扉自体が遮煙性能を備えている製品もありますので、既存のエレベーターが法改正に対応されていない場合は合わせてリニューアルされることをお勧めします。
建築物や設備の寿命と同じくエレベーターも経年劣化、機能劣化して行きます。(一般的にはエレベーターの耐用年数は20~25年)
長く使われてきたエレベーターはメンテナンスだけでは防げない劣化や交換部品の廃止もあるので、計画的にリニューアルを考えて行く必要があります。
又、リニューアルにより安全性、快適性の向上やインバーター制御による消費電力の減少で省エネ効果も期待できます。
①意匠リニューアル … かご内部の仕上げの更新により意匠性を向上させる。
②制御リニューアル … 機械制御系、制御盤、運転盤を新規に交換することで 乗り心地の向上、省エネ(電気代の減少)を図る。
③半撤去・新設リニューアル … 乗り場出入り口廻りを残して、かごや機械部品を撤去の上、新規の製品に交換する。
全撤去に比べて工事期間は短い。
④全撤去・新設リニューアル … すべてのエレベーター部品を撤去して新規エレベーターの設置する。費用や工期は一番多くなる。
(*実施にはこれらの組み合わせや事前調査など、メーカーとの打合せが重要となります。)
建築基準法及び労働安全衛生法により昇降機検査資格者による年に1回の法定検査をすることが定められています。
・フルメンテナンス契約(FM契約)・・・エレベーター点検及びパーツ類交換部品代が含まれ、保守全般をカバーし、緊急時の故障にも対応します。
・P.O.G 契約(Parts.Oil.Grease契約)・・・定期的な点検・清掃・注油や調整等のメンテナンスと消耗品のみを交換しパーツ類交換部品代は含まれません。又、交換部品代や緊急時の故障対応には別途費用が発生しますが、月々にかかる費用は抑えることも可能。
①シガーや関連グッズをディスプレイし演出しました。大人の社交場にふさわしい落ち着いたライティングで雰囲気を演出しています(図1)
②ドリンクの提供を行ったり、テラスでの喫煙が行えるなど、居心地良く過ごせる工夫を行う(図2)
①既存の床段差にあわせた家具を設置し、眺望を遮ることなく、デッドスペースの無いくつろぎの場所となりました。(図1)
①ドリンクだけでなく、軽食(フリースナック・チョコレート等)も食べることができます。
①フードや壁をキャンパスに見立てて描いています。(図1)
商品が雑然と並べられたり、照明の位置が悪かったりすると商品の売上に影響します。
①湯気や香りが感じられる実演スペースを設ける事で、活気を作り出します。(図1)
②開閉可能な扉を付けた什器で閉店時に閉めることができるようにしました。(図2、図3)
③パネルの裏に照明を仕込んでいるので、商品を明るく照らします。(図2、図3)
廊下が単調で長かったりすると、つまらなく歩くのが苦痛と感じる場合があります。
①ベンチを多く配置して休みながら歩いたり、緩やかな段差を設け、リズムを生ませたりすることで、景色の変化や自然を楽しみながら歩いていける廊下の事例です。(図1)
②間接照明を適所に設置することで、単調で長い廊下にリズム感を生みます。(図2,図3)
③廊下の壁面に穴を設け、様々な置物をディスプレイすることで、次のディスプレイは何だろうという楽しさを感じることができます。(図4)
入口のアイコンとしてだけではなく、そこをくぐると別世界になるような結界としての門構えをとらえました。
①何もない場所から、門をくぐると緑に囲まれた小道がつづき、本館にたどりつくといったアプローチに物語をもたせました。(図1~2)
②立派な門構えの先からは、情緒ある石畳みになっており、本館まで誘導します。(図3~4)
下屋で回廊をつくり、玄関へ誘導することで建物の固さが消え、期待感をもたせることができます。
①まっすぐエントランスに入るのではなく、下屋に誘導されながら脇からアプローチする事例。 (図1~3)
②立派な門構えの奥に続く下屋とあかりにより、奥への期待感が増します。(図2)
③アプローチの途中に、水盤など受けの装飾を配置すると、目を楽しませることができます。(図3)
①迫力のある岩を配置し、植栽によって建物のかたさを和らげました。(図1,2)
②木が全くなかったところにも、歩きたくなるアプローチをつくり出した事例。 (図4)
③階段だけだったところに、滝で流れをつくりました。劇的に雰囲気が変わり、階段でのアプローチも魅力的になります。(図3、4)
①一般トイレと同じく旅館・ホテルのおもてなし空間としてデザインをする(図1)
②間接照明を入れると、雰囲気が良くなります。(図1)
③入口は床段差なしとし、扉はスライド式折扉タイプが比較的使いやすい。(図2)
「お客様の楽しみ」と、「旅館のパブリックの活気」と、「付帯売上」を同時に上げる一例です。
①イベントの行える暖炉、ドリンク・ジェラートショップなど、パブリックで楽しさを提供している事例です。(図1)
バリアフリー化のために、館内にEVを増築しようとする場合、既存建物が既存不適格建築物(※)であると、原則として既存部分も含め建物全体に対して、現行法に適合させなければなりません。
(※)既存不適格建築物とは、工事着工時には適法だったものが、その後の法改正等によって、現行法に適合しなくなった建物のことです。違法建築物ではありません。
①増築部分が、既存建物の延床面積1/20以下かつ50㎡以内であること。
②増築部分と既存部分が、エキスパンションジョイント等で接続しているなど、構造上分離していること。
③ ①を満たさない場合であっても、増築部分が既存建物の延床面積の1/2以下で、耐震改修促進法による耐震診断(※)で安全性が確認できます。ただし、既存建物が新耐震基準に適合している場合は※による確認を不要とします。その建物が初めて不適合となった時点から、増築した部分が1/2以下と判断されます。
以上の条件を満たす場合、既存部分に対して、現行法への適合が緩和されます。
最近では公衆無線LAN(FREESPOT)や携帯電話充電器が設置されるようになってきました。
ホールにはパソコンブースを設置し、近隣の観光スポットの調査や外国人などに活用されています。
ビジネスホテルでは携帯電話の充電器が各個室に設置される例も増えてきました。
不特定多数の入浴者が使用するサウナ室には保健所の指導により設置が義務付けられています。また、指導ではありませんが、露天風呂などでは、凍結等により入り口の扉が開かなくなったり、動物の侵入など非常事態に備えて露天風呂入り口に緊急押しボタンを設置するよう配慮します。
巾の狭い廊下や客室にただ照明を配置すると、薄暗さや狭さが際立つ場合があります。
①薄暗く狭さの際立つ客室を、間接照明による広がりの演出で改善した事例。(図1~2)
②巾の狭い廊下を、少しでも広く見せるために、リズミカルに間接照明を設置。(図3)
外観のイメージを変えるため、外装を改修すると、かなりのコストがかかります。その代わりに建物の前にスクリーンを新設すると、効果的に外観のイメージを変えられます。
①改装前の建物の外観。(図1)
②既存エントランスキャノピーの前には、アルミ格子を入れたスクリーンを新設して、スクリーンの前には、スクリーンの存在感を消すように植栽を配置します。これにより、既存の外装に手を加えることなく、エントランスの雰囲気を一新できることが期待できます。(図2)