ヒントとサンプル
①ワゴン式の脇台兼ガス台。テーブルと高さを揃え、脇台としてテーブル脇にも付けることができます。また、ガス台を仕込み、お客様の目の前で簡単な調理ができるようにしています。(図1)
②必要な際にテーブルを広くできる、跳ね上げ付きのテーブルです。(図2)
ホテル・旅館、温泉施設の建築をご検討中の方には、さまざまな疑問や不安があるのではないでしょうか。ここでは、当事務所にご相談が寄せられたよくあるご質問を紹介し、Q&A形式で回答します。
①ワゴン式の脇台兼ガス台。テーブルと高さを揃え、脇台としてテーブル脇にも付けることができます。また、ガス台を仕込み、お客様の目の前で簡単な調理ができるようにしています。(図1)
②必要な際にテーブルを広くできる、跳ね上げ付きのテーブルです。(図2)
①デザインにこだわった茶器、可愛らしい茶筒、バランスよく置かれたセッティングなど、お客様がぱっと見たときに目をひくようなセットです。(図1)
②必要なものをコンパクトに引き出しへ入れます。引き出し内部はきちんと仕切られ、取り出しやすく使いやすいようにして、テーブル上はすっきりとした状態を保ちます。(図2,3)
①ソファ利用時は背を壁に固定し、アームとベッドが連結されています。ベッド利用時は座のカバーを外し、矢印の方向に引き出して、通常ベッド同様にセッティングします。(図1)
②座の部分は通常利用するベッドを利用します。(図2)
①ブッフェレストランの間仕切りで使用の実例
すねをぶつけて危ない↓
①角がとがっていると危ないのでなるべく大きめにR面をとります。(図1,2)
②マットレスからあまり飛び出させない。(図1,2)
重い↓
③床面との設置面が多いと摩擦で動かないので500ミリピッチ程度にそり脚をつけカーペットの毛足をかわす程度浮かせる。(図1,2)
④マットレスの下はスノコや有孔ボードにして軽量化する。湿気が溜らないよう空気の流れを作る意味でも必要です。(図1,2)
①アーム部分は汚れ易いので、木部を出したデザインにすると良いです。(図1)
②レストランでは椅子を引く際に触る上部が汚れ易いので、手掛けを兼ねた木部のデザインにすると良いです。(図2)
③木部を出すデザインにしたくないが、背中がビニールレザーだと高級感が出ないという場合は、デザインで背上部のみをビニールレザーに貼り分ける方法もあります。(図3)
①既存冷蔵ショーケースを家具で囲って製作しました。(図1)
②点検口や熱気をこもらせないよう開口を作る等注意が必要です。(図2)
③製作するカウンターの間にアイスショーケースをはさみ、機器自体に木目の塩ビシートを貼りこみました。(図3)
①布地で装飾的に間仕切りした例。(図1)
②レストランの間仕切りを圧迫感の無い紐カーテンで仕切りました。(図2)
③見せたくない壁をカーテンで隠し、装飾的に演出しました。(図3)
①客室前に印象的な柄を入れた例。(図1)
②長い廊下にアクセントで柄を変更し、リズム感を与えました。(図2)
③エレベーターホールの入り口等に花が集まり、動線にもつながる特注デザインです。(図3)
①「雑巾ずり」は本来、天板の雑巾がけによる壁面への汚れ付着防止のためのものですが置き家具の場合、この雑巾ずりを端部から少し離すことによって、壁面の凹凸を吸収し、いかにもぴったり壁にくっついているように見せられます。(図1)
安物のテーブルの天板や側板、扉などの端部には木目のテープ材が貼ってあったりしますが、これは経年劣化ではがれやすく、また上質感が損なわれてしまいます。
ヒントとサンプル
①天板の端部に入れる無垢材の厚みは様々です。意匠的に凝る事もできます。(図1)
②扉などの端部に突き板(薄い無垢材)を入れることによって耐久性が格段に向上します。(図2)
単純なようで奥が深い姿見(鏡)のディテールです。
①ミラーのエッジは映り込みで汚く見えてしまいます。図のようにミラーのエッジを額縁に被せる事でそれを防ぎます。(図1)
②ミラー自体が割れる事はめったにありませんが、ホテル・旅館の客室ではどんな事が起こるかわかりません。万一のときの事を考えて、裏側からミラーのみ交換できるようにしておきます。(図1)
③建物の壁は真っ平のようで実は凹凸がある事が多いのです。そんな場合でも姿見をぴったり壁に掛かっているように見せるには、壁との間に目地を設けてその凹凸を目立たないようにします。(図1)
①畳の上でのスタイル、座椅子と座卓の関係です。正座をして脚が座卓の下に入るように注意します。(図1)
②ソファとティーテーブルの関係です。リビングでくつろぐ目的が第一の場合はテーブルの方が低く、お茶など飲食をする場合はテーブルの方が高い、ことが通常です。(図2)
③ダイニングチェアとテーブルの関係です。洋食、和食でも微妙に高さのバランスを変えることもあります。(図3)
①なるべく滑って欲しくない箇所に使います。例えば、石床の洗面所のスツールなど。(図1)
②傷がつきやすい床で、滑りを良くしたい時に使います。(図2)
③より滑りやすく、スムーズな動きを持たせたい場合に利用します。例えば立ち座りの多いいブッフェスタイルレストランや、カーペットの摩擦で動きのわるい箇所など。(図3)
④畳の上の脚は面で設置する形です。畳にささくれがおきないよう、基本的には木を滑らかに仕上げたものにします。場合によっては、裏に滑り方に合わせたシート材を貼ります(図4)
椅子は座るためだけではなく、素材・形・配置によって、その風景の空気感を変えることができます。
①広々としたエントランスに庭を眺める家具が置かれています。内と外が繋がるような抜けの雰囲気が心地よい空間となっています。(図1)
②田んぼのテラスを見渡せる特等席です。遠くの山々と田んぼの景色がつながるように緑あふれる空間で寛ぐことができます。(図2)
③客室に暖炉を作り、その前にロッキングチェアを配置します。揺らぐ炎を眺めながら、ウトウトと心地よくなるような場所です。(図3)
日本人に合わせた高さの洋室ベッド、和室に見合うベッド、3人目の利用が可能なソファベッド。
①洋室でベッドを利用する際でも、ベッドの高さは400〜450程度が立ちやすく、使いやすくなります。(図1)
②ベッドマットレスのみを使用したお布団のようなセッティングです。高さが300前後となり、低い目線の高さとなる家具を配置する和室に丁度よい高さとなります。(図2)
③通常はソファとして利用し、ベッド利用時はカバーを取るため手前に少し引き出してベッドを利用します。(図3)
家具、什器、備品のレイアウト変更によって、二毛作業態が可能な工夫をしました。
①普段はバーサロンとなっているスペースの椅子を変更し、十字架を置くだけでチャペルになります。(図1~2)
②朝食時はビュッフェレストラン、会議の予定が入り次第、可動式のビュッフェ台を収納し、コンベンションホールとなります。(図3)
施設に物語性を持たせることで、デザインコンセプトや施設そのものに深みが増します。
①旅館の歴史、現存する昔の絵葉書などを額装してバーの壁面に飾り、ノスタルジックな雰囲気を作り出し、デザインコンセプトを伝える事ができます。(図1)
②廊下の何気ない壁に装飾パネルを設けて、単調な通路でしかない部分にギャラリーを作り、施設の歴史も同時に伝えます。(図2)
③歌舞伎というデザインテーマを象徴的なエントランス通路の壁面装飾で表現し、お客様を歌舞伎エンターテイメントレストランへ誘います。(図3)
木製家具に傷がつくと、塗装の下は白木のため、傷が目立ちます。特に濃い色に塗装された家具は非常に目立ってしまいます。
①メラミンや塩ビ、SUS等を大手に使用すれば傷つきにくくなります。
②濃い塗装色にする場合は、小口の無垢材にウォールナットなど、元々濃い色の材種を使用する方法もあります。ただし、コストは高めになります。(図1)
③黒い家具に白い大手など、デザインで工夫すると良いでしょう。(図2)
紐で取り付けるのではなく、ドッコ式という落とし込みによって取り付ける方法があります。金物と木がありますが装飾物と壁面にそれぞれ取り付け固定するものです。しっかり固定されるためズレや盗難防止にもなりますが、壁面に金具を取り付けるためにビスを打ち込んでしまいます。
転倒防止用のジェルシート、もしくはミュージアムジェルをお勧めいたします。ジェルのほうが装飾自体にしっかりとくっつき固定されるため、より倒れ難くなります。
絵画であればフレームをモダンなものに作り替えたり、古い着物をフレームに納めて再利用するなど利用方法はあります。使用できそうなものを確認し館内にどのように飾るか検討の上装飾業者等へ製作依頼をすることが可能です。
空間に対した寸法・イメージを作成の上、製作方法を考えます。装飾業者にそれらを作らせる場合もあれば、家具業者に製作を依頼する場合もあります。
以前は数量がある場合はカッティングシートで製作するのがローコストでしたが、最近ではコンピュータージェットプリントによって少量でもローコストで表示部分を製作できるようになりました。また、立体的な表示には木材や金属類を使用した切文字・箱文字を使用します。
強化和紙のようなものを使用します。和紙と同じように暖かな光を通し、見かけも和紙に近い表情の素材です。これらは指で穴を開けたり、転倒しても破れるようなこともありません。
文字の大きさや、寸法を見直す必要があります。実製作を始める前に一度実物大で版の大きさ・文字の大きさなどを確認されるとよいかと思います。実際の寸法で確認すると、意外と文字が見えづらいことや逆に大き過ぎたりというような事が事前に確認ができます。
遮光性能はNIF(日本インテリアファブリックス協会)により1~3級まで等級が定められており、1級が最も遮光性能に優れています。客室等で完全に暗転させる必要がある部屋には1級の製品を用います。表地に遮光性能のないものを用いる場合、裏地に遮光裏地を用いれば遮光性能は確保されます。尚、1級は人の顔の表情が識別できないレベル、2級は人の顔や表情がわかる程度、3級では人の表情はわかるものの、事務作業をするには暗いというのが目安です。
範囲にもよりますが、剥がしたカーペットを保管し、他の場所に施工する事は可能です。宴会場の特注カーペットを会議室に敷き替える事もあります。経過年数によっては下地のみ新規で取り付ける必要があります。
既存の下地関係は状態が良好であればそのまま利用が可能です。(経過年数や敷き込み範囲も影響します。)もし汚れがよく出やすい空間であればタイルカーペットなども敷き替えが簡単で長く使えます。輸入カーペット等タイルカーペットでも現在は意匠性のある様々な柄があり、レストラン、客室等で施工している例もあります。
見切り金物(ステンレス製)を取り付けます。石や塩ビタイル床等とカーペットの取り合いについては床のレベル関係の調整が不可欠です。家具工事と建築工事どちらでも施工できますので区分を明確にする必要があります。
カーペットを敷き替える場合、その厚み寸法によっては扉が開かなくなる事があります。事前に仕上がり寸法や扉の開閉方向を確認の上、支障がないようにしましょう。
専門のカーペットデザイナーがイメージやカラーを吟味してデザイン画をおこします。色につきましては出力物では表現に差異が生じるため、毛ボンテンといわれる実際の染色糸にて確認をし、最終的には2~3週間程度の製作期間にて試織サンプルを2度程度確認頂き(工期による)、決定致します。
カーペット施工時に静電気防止フィルムを敷き込む事によって若干軽減されますが、帯電防止性能を持った糸を使うとさらに静電気が起きにくくなります。
階段の段がわかりにくくなり、また滑りやすくなるため、踏み面先端にノンスリップを取りつける必要があります。木製、金属製があります。
通称『クモ』と呼ばれ、原因はわかっていません。湿気の問題や糸の撚りの強さに関係している等、様々な諸説があります。問題を回避するにはカーペットに無地の部分が少なければ出にくいとされています。 品質に問題はありません。
メーカーによって様々ですが国産の場合は近畿地方に多くの工場があります。近年ではタイや中国でも生産しており、品質が向上してきています。
カーペットの製法と特徴を教えて下さい。
種類 | 特徴 | ㎡単価の目安 | 色数 | ループの可否 | パイル長 | 標準的な密度 | 最低ロットの目安 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
フック | 最も高級な製法でホテルのロビーなどに使われる。色柄パイル形状等が自由になる。 | ¥25,000~35,000 | 無制限 | ○ | 10~15 | 4800~5400粒 | 少量可 |
アキスミンスター | 色数が12色まで使えるので多色柄の場合には最も適する。 | 8,500 | 12 | × | 7~12 | 7羽×9段 | 150㎡ |
ウィルトン | 製法的に最も堅牢なカーペットで高品質。 | 8,500 | 5 | ○ | 7~12 | 8G×8ST | 150㎡ |
(インロック・金華山織・純金織) | ウィルトンの一種でその柄の特徴によってこの製法を採用する。 | 11,000 | 4 | ○ | 7~12 | 8G×8ST | 150㎡ |
タフテッド | 既製品はほとんどがこの製法。大量生産に向く。 | ¥3,000~¥6,000 | 3 | ○ | 5 | 1/8G×8ST | ¥3,000/㎡なら300㎡ |
(タピストロン) | 少ロットから対応できるタフテッド製法のひとつで直線柄以外に向く。 | 6,000 | 6 | × | 7~12 | 1/8~1/13 | 200㎡ |
(カラーテック) | 少ロットから対応できるタフテッド製法のひとつで直線柄に向く。 | 6,000 | 6 | × | 7~12 | 1/7又は15/32 | 200㎡ |
木製であればムク材(集成材)・単板貼り(練付)・メラミン化粧板貼りなどがありますが、傷や汚れに対して最も強いのはメラミン化粧板貼りです。その場合、耐久性や意匠性を考慮して小口(端部)にムク材を回すのがポイントです。ホテル・旅館の飲食施設であればメラミン化粧板をお勧めします。その他の素材として石材や人工大理石などもありますが木製に比べて価格は高めになります。
建築物の床は基本的に平らになっていないと考えて設計をします。(実際にほとんどの現場では平らになっていません)そこで家具の底部(脚ものであれば脚の先端)にアジャスターという金物を取り付けます。これはねじ込み式になっており、自分で高さを調整できるように作られていますので、そのアジャスターを調整すればほとんどのぐらつきは解消されます。既存品にも取付可能です。
イスの張り地には大きく分けて布系とレザー系があります。布系は質感が良いが汚れやすいのが欠点です。レザー系は本物の皮革では高価過ぎるので通常はビニールレザーを使用しますが、汚れに強い反面、質感がややチープになってしまいます。そこで背面を布張り、座面をビニールレザー張りにする事によって、最も汚れやすい座面のメンテナンス性を考慮しつつ背面で質感を出してグレードをキープする工夫をします。どうしても座面に布系の素材を使いたい場合はスコッチガード™等の保護剤を塗布する事をお勧めしますが、永久的にその効果が続くわけではありません。
椅子の張り地も組成の強いものを選び、肘掛部分には木部を用いて保護すると長持ちします。レストランなど椅子の使用が激しいところでは頭の当たる部分はビニールレザーにする等張り分け方法に工夫すると良いかと思います。
ホルムアルデヒド発散量の少ないF☆☆☆☆の材料を使用し、またクロルピリホスの使用は全面的に禁止します。それらは合板・接着剤・塗料についてF☆☆☆☆認定書・出荷証明書等の資料を提出するよう納入業者に義務付けます。
原則JAS規格によるものとし、見えがかり・見えかくれ部共すべて芯去り・無節・ねじれ入り皮・乾裂・くされ・虫害がない良材である事を確認します。
含水率は人工乾燥によって8%まで乾燥し、加工時において12%程度に安定したものを使用します。但し無垢材の接ぎ合せ部分は人工乾燥によって5%程度まで乾燥するようにします。
フラッシュパネルには軽量化と堅牢さを持たせるために心材にハニカムコアを使用するようにします(但し構造上困難な場合は木製下地のみでも可能)。その場合心材にはねじれが生じないような材を選定し、下地中骨の見付けは45mm 間隔100mm程度とします。
家具の場合、デスクのように天板につける場合はホコリが溜まり、火災の恐れがある為、フタ付のものを使用します。
鏡面だと傷・凹凸・指紋が目立ちますので、ヘアーライン♯120がよいと思います。
フローリングの傷防止にはソフティー(フェルトのついたプラパート)が効果的です。
滑りやすくするにはスベイリー(高滑特性のフッ素樹脂製)、カーペットの上を移動させ易くするのはすべり鋲です。
スチール金物には一般的に耐久性を考慮してメラミン焼付塗装を施します。
キャスターは必要耐力を十分検討した上で適切な製品を用います。また、車輪部分の材質・色と床の相性により床に色映りする場合がありますので、使用箇所を考慮して選定するのが良いと思います。
金物等取付け副資材はJIS規格があるものにし、必要耐力の3倍以上の耐力を有るものを使うようにすると後々で問題が起きにくいと思います。
スライドレールを選ぶ際、使い勝手により適したスライドレールを選びます。例えば、シルバー類などの重いものを収納する場合、重量用の製品を選択する必要があります。また、引き出しを全部引出して奥まで見えるようにしたい場合は100%引き出せるタイプの製品を選択する必要があります。
無垢材を使用する場合は反りが生じないよう、十分な対策を講じます。特に無垢材を接ぎ合せて使用する場合は本実継ぎとし、木表・木裏交互に組み合わせ、必要に応じて吸付桟・ちぎり・ボルト締め等を施します。
クッション材料は座り心地を十分考慮し適切な材料を用いいます。硬度の違うウレタンを3種類以上詰め込み、また端部にはすマイクロチップ等を用いて座り心地を良くします。
木製でしたら、船の甲板にも使われているチーク材です。ただ、紫外線によって次第に色味が飛んでグレー系になります。
メンテナンスとしてオイルを塗りこむと退色を遅らせる事出来ます。またひどく汚れた場合はサンドペーパーで表面を落とし、オイルを塗りなおせばきれいになります。
最近はラタン風の樹脂テープ(PVCテープ)を編んだ家具も増えてます。これは樹脂ですので汚れたらホースで水をかけ、拭けばきれいになるので比較的メンテナンスが楽です。ただ、安い樹脂テープをつかったものは紫外線で劣化しテープが切れる事例もありますので特注で作る場合は樹脂テープの強度を確認したほうがよいと思います。切れた場合は補修できません。
使用用途・デザインによってさまざまですが、基本的な寸法は以下の通りです。
場所 | アイテム | 推奨寸法 | 備考 |
---|---|---|---|
レストラン | ダイニングテーブル(4人用) | W1500×D850~1000×H700 | 料理によって異なる |
ダイニングチェア座面高さ | SH400~430 | 下足と上履きとで異なる | |
サービス台高さ | H800~900 | ||
受付台高さ(客側) | H950~1050 | 物書きをする場合 | |
ビュッフェ台高さ 奥行き |
H750~850(子供用650) D600~700 | 旅館であれば低め、 ホテルであれば少し高くてもよい |
|
客室 | ティーテーブル高さ | H400 | |
リクライニングチェア・ソファ高さ | SH380 | ||
座卓高さ | H330~350 | 座椅子・座布団利用の場合 | |
TV台高さ | H400前後 | 座椅子・座布団利用の場合 | |
ベッド(洋室)高さ | H520前後 | 商品計画の方針やベッドメーカーによる | |
ベッド(和室)高さ | H380前後 | ||
ライティングデスク高さ | H700~750 | 車椅子利用者用の部屋は高め |
国内の工場と比べても同等レベルの技術を中国の工場も持ち始めていますが、厳密な監理を行わないと仕上げ等がこちらの意図と違ってしまうこともまだありますのでそのようなことがないように納入業者にはきちんと最後まで製品管理を行うよう徹底してもらう必要があります。また、金額についてはおおよそ3~4割は日本製作よりも安いため大量に製作する場合は輸送費を換算しても中国製作のほうが安くなります。 製作開始から納品までの期間については日本で40日前後、中国は50日程です。(但し製作の数による)
大まかなスケジュールは以下の通りです。(※規模による。また、日本と中国製作により変動あり。)
まず設計図に基づいて製作業者が1/10スケールの製作図を作図します。さらに部分詳細図が必要であれば1/1スケールで作図してもらいます。それらを設計者が承認した上で家具製作工場に送り、その製作図を元に作成します。
納品書・保証書・取扱説明書・鍵類・製作図製本・納品書(写真入で仕上げ材料等が明記された、一覧できるリスト)・付属工具類などをもらう必要があります。
①窓際で家族や友人と団欒ができるよう、ソファベンチと肘掛ソファをセット。背面の和柄もアクセントです。(図1)
②ゆったりとお茶をしながら、脚を伸ばしてくつろいでいただけます。サイドテーブルもスッと近くに軽く引き寄せられます。(図2)
③すぐ脇にはベッドのあるシチュエーションでも、少し変わったソリのあるデザインの椅子とのコンビネーションです。(図3)
利用するお客様のニーズに答える、オリジナルなしつらえ。
①リビングのくつろぎの中で、お食事をするような感覚。食事の際は腰あてを沿え、理想の態勢でいただけます。(図1)
②家族旅行、お部屋でわいわいとみんなでお食事を。周囲に気を使わず団欒の時をお楽しみいただけます。(図2)
①楽しいお茶の時間をご提供。「淹れ方」のしおりも添えて、会話も広がります。(図1)
②和室の片隅にささやかなお化粧コーナー。素敵な手鏡もご用意し、ちょっと特別な気分を演出いたします。(図2)
③お茶棚をイメージしたしつらえ。障子との相性もよく和のホテルらしい雰囲気をつくります。(図3)
①ラタンのハンモックを吊るし、遊びの要素をつけました。(図1)
②270度見渡せるお部屋のサンルームに、二人でもゆったりできるお昼寝ベッドを置きました。(図2)
③窓枠にカウンターを設けてオーシャンビューの特等席をつくりました。(図3)
和室の一部にベッドを置く場合は、目線の低い畳から見て圧迫感のない工夫をすると良いです。
①板床の台の上にマットレスを置き、お布団のようなベッドのスタイルをつくりました。ナイトテーブル代わりにお膳を置いてもよいです。(図1)
②既存の和室のまま、床の間を改装しヘッドボードをつけました。横のラインを強調したデザインにし低めのプロショーションの印象にしました。(図2)
③やわらかい障子の光で圧迫感をなくしました。ヘッドボードの奥行きを広くし物を置けるようにして、ナイトテーブルをなくしました。(図3)
インテリアに溶け込むよう、茶器類も家具のひとつとして考えるセッティングを行うと良いでしょう。
①お茶だけでなくシンクやバーコーナーを設けることで、贅沢なプライベートバーコーナーとなります。(図1)
②お茶や水屋のセットを必要な分だけ見せるようにセッティングします。雑多な雰囲気がなく、雰囲気良くデザインされている印象を作ることができます。(図2)
③見えるところには置かず、引き出しの中に収納します。すっきりと無駄のないデザインになります。(図3)
脱衣ロッカーなど、つまみや引手の形状によっては、扉を開け閉めするときに、表面材である練付け材やポリ合板に爪があたり、傷つきやすくなります。
①開けると抜けない鍵を選び、引手代わりにすると、扉表面に爪があたりにくくなります。また、根元は鍵の受け金物なので、爪が当たっても傷になりにくいでしょう。(図1~2)
②扉の表面材を強度の高いメラミン化粧合板にすると良いでしょう。(図1~2)
③引手をプラスチックや金物などの大きめのものにする方法もあります。